
前号に引き続き、11/23に開催した、”漆のお重箱でおせち料理を嗜む会”の第二部をレポートいたします。
第一部では、メニューの紹介から、お重箱詰めまでをお伝えいたしましたが、今回の第二部は、
難しい感じで第二部といっていますが、まぁ、難しくもなんともない、美味しい料理を食べるだけです(笑)
さあ、早速、いただきましょう!>>第一部はこちらからお読み頂けます!
第二部 ~漆のうつわでお待ちかねのお食事タイム~
漆の取り皿やお椀でおせち料理をいただきましょう
たくさん用意したお皿の中から、好きなお皿を
みなさまに選んでいただきました!
私は、この、長方形のお皿がとても気に入りました
普段使いを考えると、それなりの大きさがあり
平皿ですが、へりがあるので、使いやすいです。
収納時に嵩張らないのもいいですね!
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さあさあ、乾杯もそこそこに早速、いただきます!
初対面の方々も料理やうつわの話でわきあいあい!
見た目にも美しく、味も最高だと
自然と話は盛り上がります!
料理の力ってすごいですね!!
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厨房に突撃~!
店長がちょっと厨房におじゃましました。
厨房では、お刺身の盛り付けの真っ最中!
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↑これも“わがまま”お重箱にお刺身。夢が叶いました!
こちらの、菊のお重箱には、新鮮なお刺身を盛っていただきました。
写真に、赤色のトゲトゲしたものが見えますが、これは、パプリカで作った器だそうです。
入っていたイサギのシソ和えのお刺身は、シソの風味が最高に美味しい一品でした!
その他にも、鯛・まぐろ・ホタテ炙り・いかが入って、とっても美味しかったです!
・・・菊のお重箱について・・・
”古くて修理をしたもの”
店長の母方の家に古くからあったもので、欠けて木地が見えたり縁の金が剥げていましたが、修理によって
美しくよみがえりました。古いものでも修理をして、使い続けられるところも漆器の良いところです。
お重箱の修理については店長によるブログ【うるし日和】に掲載されています。ぜひご覧ください!!
掲載ブログ記事:江藤國雄さんとお重箱の修理
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なんと、こんなにも可愛いお子様用も作ってくださいました!
マスター優しいですね~。
思わず笑みがこぼれました
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お重箱に入りきらなかった料理はこんな素敵なお皿に
盛っていただきました。
ちょっと皿鉢(さわち)料理の雰囲気です。
足のある器に鶏のケチャップ煮が盛り付けてあります。
高低が出来てメリハリが出ました。家でも使いたい“ワザ”です。
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ここまでは、プロの料理でしたが、マスターにお願いして、津軽塗りの敷板にスーパーマーケットなどで購入したお刺身を
盛ってもらいました。
↓これも“わがまま”スーパーのお刺身です。。。
盛り方一つで全然違いますね。
とても美味しそうです。
自宅で買ってきたお刺身をちょっと手を加えて盛り直すだけでより美味しくいただけそうです。
※盛り方のコツ
【point1】奥を高く、手前を引低くする
【point2】色の配色を考える。
同系色をそばに持ってこない。
右のお刺身で言えば、イカ(白)、ほたて(白)は
離れたところに配置する。
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〆のじゃこご飯と赤だしとお漬物です。
じゃこご飯は、山椒の香りとほのかに甘みのある
じゃこが最高に美味しかったです!
お味噌汁も頂き、満腹満腹!
ご馳走様でした~!
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・・取材後記・・
さて、第一部、第二部を通していかがでしたでしょうか?
こんなに長いレポートを書いたことがなかったので、ちゃんと伝わったかどうか心配です。
私はこの仕事をするまで、漆器との接点はほとんどなく、
私の中では、とても敷居が高い感じで、扱いも面倒だろうなという印象でした。
でも、漆器のことを知れば知るほど、な~んだ、そうなんだ~という感じでした。
漆器は、陶器と違い割れて使用できなくなるということはありません。
落としてしまって傷が付いたり、欠けたりしても修理が出来ます。
油汚れが目立つときは、普通に中性洗剤で洗っていただけます。
軽くて丈夫で、保温力もあります。
一生使えると考えると、敷居が高いなんてことはないですよね。
使うほどにいい色にもなり、だんだんと愛着も沸いてきます。
そんな一生ものの器に出会っていただきたいと思っております。
ご参加いただいた皆様にアンケートも記入していただきました。
そちらのお話は、また、号を改めてご紹介いたします。
スタッフ(た)
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